スパイスやハーブは世界に数多くの種類があり、「食」の分野に限らず、暮らしの中の様々な場面で使われています。
みなさんがよくご存知のものですと、園芸に利用されたり、ポプリやリースといったクラフトを作るのに使われています。
意外な分野では、医療の世界でもスパイスやハーブが活用されています。たとえば、風邪薬、胃腸薬、湿布薬などにスパイスが使われているものがありますし、有名な漢方薬「うこん」は「ターメリック」、「桂皮」は「シナモン」、「丁子」は「クローブ」を指し、スパイスそのものが薬として処方されているのです(ただし、食品として販売されているものと、薬として販売されているものでは、含有成分の基準値が異なります)。また、海外、特にイギリスでは、現代医療を補う代替療法として「ハーブ療法」は根強い人気があります。ハーブ療法とは、ハーブを利用して身体のバランスの崩れをもとに戻し、身体を強化しながら自然治癒力を高めるのが特徴で、チンキ(アルコールなどにハーブの成分を抽出した液)や、ハーブティーなどが治療薬として処方されます。
さらに、アロマテラピーというものがあります。アロマテラピーは芳香療法と訳され、植物(ハーブやスパイスなど)から抽出した「精油(エッセンシャルオイル)」と呼ばれる香りの成分を利用して、部屋に良い香りを漂わせたり、入浴剤を作ったり、マッサージを行ったりし、癒しや美容、健康に役立てるというものです。特にここ数年で、女性を中心に人気が高まっています。