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◆プロローグ2-3 |
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Q.スパイス&ハーブの市場はどうなっているの? |
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A.市場規模は2003年度で約540億円です。一番大きなシェアを占めるのがチューブ入り香辛料、以下コショー、洋風スパイス、唐辛子と続きます。カレー粉も昔から安定した消費がみられます。注目アイテムは、唐辛子(七味唐辛子、一味唐辛子の計)や洋風スパイスの中のバジルやオレガノなどのハーブ系、サフラン、ガラムマサラ、と言ったところでしょう。また、ここで示した数字の中には入っていませんが、フレッシュハーブがここのところのハーブブーム、メニューの多様化の中で実力をつけてきており、今のトレンドと言ってよいでしょう。さらに『健康』を切り口に、シナモンやターメリック、ローズマリーなどが注目を集めています。薬効がきっかけになるところはいかにも現代的と言えます。
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日本のスパイスの市場は年間およそ、540億円(2003年4月から2004年3月)の規模となっています。内訳を見ると、日本独特の現象と思われますが、チューブ入り香辛料の分野が半分近くを占めています。やはりわさび、からしに人気があり、以下ショウガ、にんにくの順になります。
続いてコショー(味付塩コショーも含む)が全体の20%強、洋風スパイスが約14%、唐辛子(七味唐辛子、一味唐辛子の計)が10%強、カレー粉が5%弱といったところです。
注目のスパイスとしては、シナモンやバジルなどの洋風スパイスが着実に規模を拡大させています。「ダイエットに効果的」などの健康効果がマスコミを通じて流されたり、家庭でも辛さを楽しむようになってきたりして、市場が拡大している唐辛子も注目です。カレー粉も今や味噌・醤油に並ぶ基礎調味料になっています。この市場にはカウントされていませんが、先ほど触れたフレッシュハーブも大きく成長しており、注目を集めています。
メーカーシェアとしては、弊社エスビー食品が約56%のシェアを確保し、市場をリードしています。
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【1】注目の洋風スパイス
洋風スパイスはエスニックブーム、グルメブーム、イタリアンブームなどの中で着実に売り上げを伸ばしてきましたが、ここでは今がトレンドの注目のスパイスをいくつか紹介しましょう。
| シナモン |
デザートや飲み物と特に相性の良いシナモンですが、最近は、その健康効果が注目されています。シナモンに含まれる成分が、細胞の免疫力を高めたり、血糖値を下げる働きをする可能性があると言われ、注目を集めています。 |
| ミル付きのペッパー |
ここ数年、急速に売り上げを伸ばしているのが「ミル」が付いたタイプのペッパーです。ミル付きのスパイスは、挽き立ての香りを楽しめるのが特徴で、本格志向の高まりの中で広く使われるようになってきているようです。 |

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| サフラン |
高価なスパイスですが、サフランライスやブイヤベースに欠かせないスパイスとして上位に顔を出しています。外米が入ってきた時によく合うスパイスとして一気に広まりました。 |
| ガラムマサラ |
ミックススパイスなのですが、カレーをおいしく辛くするスパイスとして定着しました。ガラムマサラはヒンズー語で『ヒリヒリと辛い混合スパイス』という意味で、インドでは各々の家庭にその家のオリジナルブレンドによるガラムマサラが味のベースとして常備されています。その名の通り、何種類かの辛いスパイスと香りのスパイスをほどよくブレンドしたミックススパイスです。 |
| クミン |
5年前と比較して倍以上の伸びを示しているスパイスです。カレーを作るときに、クミンを使うと本格的な香りを出すことができるとして、人気が高まっています。クミンシードは、調理の最初の段階(油を熱するとき)に使われることから、「スタータースパイス」と呼ばれます。 |
他にも、唐辛子やターメリックなどが健康にいい、という切り口で注目を浴びたりしますが、無理な取り方は避けた方がいいでしょう。何よりもスパイス&ハーブは楽しんで、おいしく頂くのが一番!それでこそ私たちの生活を豊かに健康にしてくれるのです。
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【2】唐辛子
家庭の中で辛さを楽しむ傾向が定着してきた中で売り上げを伸ばしています。
S&Bの七味唐辛子、一味唐辛子の売上を見ますと、ここ十数年で約2倍に膨れ上がっています。市場規模も確実に膨らみつつあります。粉状の香辛料でこれほど売り上げが伸びているのは珍しいと言えます。
これは、エスニックブームや海外旅行ブームで辛い料理を含め様々な食体験を通してエスニックメニューが家庭にも浸透し、かつ辛さに対して抵抗がなくなり、基本の5つの味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)につぐ第6番目の味として刺激的な辛味を家庭で楽しむ傾向が強まってきたことが背景にあると思われます。 また、最近は健康の観点からも注目されていますが、急激な取り方には注意が必要です。
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【3】フレッシュハーブ
ここ数年急速に普及しました。最もトレンディーといえばフレッシュハーブです。
乾燥させたスパイスとは区別される、生の野菜としてのフレッシュハーブは今大きな注目を集めています。S&Bでは1987年といいますから、15年以上前に先駆けて売り出しましたが、当時は店においてもらうだけでも大変、注目したのはレストランのシェフだけという状態でした。しかしここ数年、グルメブーム、エスニックブーム、イタリアンブーム、ハーブブームなどによって注目が集まり、販路も首都圏から全国にひろがり、たくさんのスーパーで売られるようになりました。 
単品アイテム(数種類がミックスされていないもの)で見た場合はやはり、バジルがだんとつです。最近では、栄養たっぷりのハーブの幼葉を幾つか詰め合わせたベビーリーフサラダが注目されています。種類も今や約30アイテムに広がり、フレッシュハーブは今後も益々広がりまた浸透していくことでしょう。
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【4】カレー粉
カレー粉−カレー粉はいまや味噌・しょうゆ・砂糖・塩などとともに家庭では欠かせない基本調味料となっています。
1923年に日本ではじめて純国産のカレーを作ったのは、私どもエスビー食品の創業者・山崎峯次郎でした。それから80有余年、カレーも即席カレーやレトルトカレーへと進化し、現在カレー粉からカレーを作ろうという家庭は少ないのではないでしょうか。
しかし、即席カレーやレトルトカレーが全盛の中でもしっかりと市場に定着しているのがカレー粉です。これは、料理のレパートリーを広げることに日頃苦心されている主婦の皆さんが、カレー味を味のバリエーションに加えようとされているからではないかと思われます。勿論、内食回帰やエスニックブームという事情も後押しをしているのでしょう。カレー味の野菜炒めや焼きソバなど、カレー粉は味噌・醤油と並んで欠かせない基本調味料の一つとして、キッチンに常備されているようです。
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