チューブ入りの香辛料にラインナップされている「わさび
」「からし」「にんにく」「しょうが」のうち、わさび、にんにく、しょうがは生鮮でも売られており、元の香辛料がどんなものであるかは誰でもご存知ですが、からしだけはその原料が何で、どんなものか、どんな植物のどこを利用しているのか見た方はあまりいないのではないでしょうか?
チューブ入りからしの原料になっている、香辛料としての“からし”は、アブラナ科に属する「からし菜」の種子です。からし菜は、5月に黄色い花を咲かせ、ここからとれる種子が香辛料としてのからしで、これを原料としてチューブ入りのからしが作られます。
ただ、からし菜にも種類は幾つかあり、取れる種子にも何種類かあります。からし商品の原料として主に使われるのは、洋からしと和からし、の2種類です。やや小粒で色がいくらか濃い目のが和からし。一方粒が大きく色は薄目のが洋からしです。最近は黒がらしも使われるようになりました。大きさは和からしと同じくらいで、色は濃いブラウンです。現在ではカナダが一大生産地で、日本もからし原料のほとんどをカナダから輸入しています。