「フードファディズム」という言葉は、まだ日本ではなじみのうすい言葉ですが、アメリカでは1950年代に、すでにこの問題が提起されはじめました。フードファディズム(food faddism)とは食べものや栄養が健康や病気に与える影響を過大に信じたり評価することをいいます。
食と健康が密接に関連していることはまぎれもない事実ですが、これは長い間の食生活習慣が健康に反映されるということであって、特定の食べものや栄養がすぐに体にどうこう作用するという話ではありません。しかしながら現代社会においては、健康ブームも手伝って、ある食べものや食品成分が万病に効くかのような情報が流れたり、逆に深刻な悪影響を及ぼすかのような情報が多くみられます。しかし、どんなに栄養的に優れた食品であっても、それを食べるだけで、それまでの不摂生が帳消しになるようなものは存在しませんし、その食品や栄養を摂るだけでたちまち病気になるようなものも、存在しないのです。
健康な食生活の基本は、昔から言われているように「バランスの良い食事」です。日々の食生活にスパイス&ハーブをうまく利用しながら、色々な食べものや栄養素をバランスよく摂るように心がけましょう。