即席カレーであれ、レトルトカレーであれ、甘口と辛口を均等に混ぜると味覚においても辛さにおいても、中辛に近いものにはなりますが、全く同じになることはありません。というのは、同じブランドで甘口・中辛・辛口を作る場合、辛味を出すスパイスを例えば1:3:5の割合で配合し、甘口と辛口の値を足して2で割れば中辛の数字に一致するといったように、機械的に配分しているわけではないからです。
実際には、即席カレー等に辛さの強弱をつける場合、辛味の程度にこだわるだけでなく、各々の味覚バランスを保たせることを考慮に入れ、原料である純カレーの種類や量、さらには食塩・砂糖等の調味料もこれに合わせて、少しづつ変えているのです。
従って、甘口・辛口を均等に合わせても、スパイスや調味料の種類・量・配合比率が、中辛に含まれているものと微妙に異なりますので、味覚・辛味とも全く同一になることはありません。
つまり、甘口・中辛・辛口の違いは、単に辛味の強弱にとどまらないのです。