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S&Bでは、カレーの辛さを三つの手順を経て決めています。まず、最初にカレーの原料として含まれる、辛さを決めるスパイスの辛味を分析し、混合比率を設定します。スパイスは、収穫する年によって辛味が微妙に異なる為、その年のスパイスを予め入手し、辛味が常に一定になるように混合比率を定めておくのです。
次に、この辛味スパイスをベースに試作を行い、確認したいカレーソースと基準になるカレーソースを比較し、辛さの度合いを数字で表すのです。ただ、各々のカレーソース毎に算出された各数字の比率が、よく言われるように「〜倍の辛さ」を意味するものではないことに注意する必要があります。辛さの感じ方は、スパイスの量からのみ決定される単純なものではなく、勿論人によっても感じ方は違いますし、入っている具材・粘性・調味料の種類や量によって左右される微妙なものなのです。
従って最後に必ず人間が実際に味わってみて、辛さを官能によって確認するというプロセスをふんでいます。複数のパネラーが、やはり基準となる辛さのカレーソースをベースにして、各カレーソースの辛さと比較し、それらを数字で表すという手順で確認されます。
このように、分析→調合→試作→官能というプロセスを経て得られたデータを参考に、商品設計上のコンセプトによって甘口・中辛・辛口の各々の辛さや、辛さ順位が設定されていくのです。 |