スパイス&ハーブ総合研究所
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Q.即席カレーを使ってカレーを作る場合、野菜を煮込んだ後ルウを割り入れるとき、作り方には必ず「火をいったん止めてからルウを割り入れてください」と書いてあります。さて、その理由は?
A.ルウに入っている小麦粉が高温でかたまり(糊化し)、ルウがダマ(ママコ)になるのを防ぐためです。

これは、カレールウに欠かせない小麦粉の物性が関係しているのです。ご存じの通りインドからヨーロッパ(イギリスやフランス)に伝えられたカレーは、ヨーロッパで発達した“ルウ”と結び付き、トロミのあるタイプのカレーとして日本に伝えられました。
このトロミは、即席カレールウに含まれる小麦粉が熱によって変化することによってもたらされます。小麦粉にはデンプンが70〜75%含まれ、熱によって粘度が増します。これが「糊化」と呼ばれる変化で、カレーのトロミもこうしてつくのです。
さて、割ったルウをいきなり沸騰したお湯の中に入れるとどうなるのでしょう。 割り入れたルウの表面だけが熱によって糊化し、中身を閉じこめてしまうのです。これが「ダマ」または「ママコ」といわれるものです。それを防ぐために火をいったん止め、煮汁をやや冷ましてからルウを入れるのです。こうすることによって、表面が急激に糊化する前にルウの油脂分が溶け出し、ルウ全体としても均質になめらかに溶けるのです。

カレールウを溶かし込むコツ

小麦粉デンプンの場合、60度から糊化が始まり、80度〜85度で糊化しますので、それ以下まで冷ました後ルウを割り入れるといいことになります。
ただ、調理の途中、いちいち温度を測るわけにはいきませんので、火を止めてから鍋を、濡らしたフキンの上にしばらく置いておくのも一方法です。
又ルウを入れる時、ルウを細かく刻んで、火を止めた鍋の表面へ平にならすように入れ、しばらくおいてドロッとしてきたところで、鍋全体をかき混ぜて平均に溶かすという方法が手軽でよいかもしれません。

 

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