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明治維新とともに日本に入ってきて以降、カレーの基本になったのがカレー粉ですが、最初はイギリスのクロス&ブラックウェル社のカレー粉、通称“C&Bカレー”(日本では現在はネスレ日本(株)が発売)が市場を席巻していました。そして1923年(大正12年)エスビー食品の創業者・山崎峯次郎が艱難辛苦の末、純国産のカレー粉の製造に成功して以来、数多くのスパイスを絶妙な比率でブレンドし、日本人の繊細な味覚感覚にマッチした最高水準の日本のカレー粉が次第に広まっていき、今やどこの家庭にも赤い缶のカレー粉がキッチンの一角を占めるようになりました。
歴史を振り返ってみますと、戦前から戦後しばらくはやはりカレー粉からカレーを作る人が多かったと思われます。しかし、1950年代半ばから良質の即席カレーができるようになり、また1960年代末にはレトルトカレーも発売され、カレーをカレー粉から作ることは少なくなり、カレー粉を使う機会も大きく減るのではないかと心配されました。グラフからもわかるように、事実60年代から70年代にかけて生産量も減ってます。しかし、80年代に入って持ち直し、最近はほぼ横ばいで推移しています。
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