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A.市場規模に大きな変化はありませんが、中身は多様化が進み、今後が楽しみです。
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・市場規模は約650億円前後で推移
まず、即席カレーの市場はどれくらいあるのでしょうか?色んな調査がありますが、農林水産省・食品流通局の調査によりますと、2000年の生産額の大きさは856億円で、全カレー生産額1592億6千万円のうち約54%を占めています。
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これは生産額の大きさであり、また業務用の製品も含まれていますので、家庭用市場の大きさは別の調査を見てみましょう。調査会社のニールセンの調査によりますと、2001年4月から2002年3月までの1年間の市場規模はおよそ640億円程度(小売ベース)です。 |
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グラフ)即席カレー市場規模年次推移
(ニールセンスキャントラック) |
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・変化・多様化の傾向強める市場
しかし、その中身はかなり変化が激しくなっています。即席カレー市場は、かつてブランドシェアもメーカーシェアもほとんど動かない“成熟”市場と言わていました。しかしここ数年、新しい味・新しい形態のブランドが次々に市場に現れシェアをとる、変化・多様化の傾向が強くなってきました。
きっかけを作ったのは、1994年にS&Bが発売した「カレー曜日ルウタイプ」でした。同じ名前で1990年に発売し、大ヒットした「カレー曜日」レトルトタイプの即席カレー版でした。 |
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「カレー曜日ルウタイプ」は「裏ごしポテトでまろやかなコク」のサブコピーが表しているように、その後流行する<コク>や<まろやかさ>を特徴とする即席カレーの新製品群の先駈けになった製品で、初年度でいきなり約5%のシェアをとりました。その後、様々な新製品が各社から発売され、かなりのシェアをとっています。このように市場は変化・多様化の傾向にあると言えるでしょう。
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この要因としては下記のようなことが考えられます。
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グルメブームやエスニックブーム、海外旅行ブームで様々な食体験をしてきた消費者が、従来のカレーでは満足しなくなってきたこと
・特に子供に軸足を置いた従来のカレーでは、大人もそしてハンバーガーやスナック菓子など小さい頃からスパイスに慣れてきた子供も満足できなくなってきたこと など |
・「とろけるカレー」が大ヒット
この流れの中で、新しいヒット商品も生まれています。2001年の春に発売されたS&Bの「とろけるカレー」は、発売当初よりシェア約13%を獲得する好調なスタートを切り、その後も安定したシェアで推移しています。“とろける”という新しい味わいが平成ファミリーに支持されたものと思われます。
また、最近は粉末タイプやフレーク状の即席カレー、さらには液体タイプの即席カレーも店頭をにぎわすなど、ますます多様化が進んでいます。今後どんな即席カレーが発売されるのか、楽しみになってきました。
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