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コロンブスの新大陸発見
1492年、地球が丸いということがまだ信じられていない時代、イタリヤのコロンブスは、西回りの航海をすれば、必ずインドやモルッカ諸島(現在のインドネシアやマレーシア)、日本など、マルコポーロの「東方見聞録」にある絹、金、香辛料などの宝庫に到達することができると確信して、第1回目の航海の旅にでました。

入念な航海計画を練った末、コロンブスはスペインのイザベル女王(ポルトガルは、すでに西アフリカ貿易の道を展開しており、新しいルート開拓を目指していました)の賛同を得ることに成功し、1492年8月3日早朝、3隻の船をひきいて西南への大航海の旅へと出発しました。

カナリヤ諸島を経由して、比較的順調な航海を続けたコロンブスのひきいる船団は、その年の10月12日の未明、バハマ諸島のサンサルバドル島に到達し、コロンブスは、原住民が鼻につけている金の輪を見て勇気づけられ、西進を続け、2週間後に現在のキューバを発見し、この陸地はまさしくジパングであると確信しました。しかし、目ざす絹も、純金で造られた宮殿も探し出せないまま、3カ月の探索の末、煙草や原住民の捕虜、金細工品などをみやげに帰途につき、1493年3月4日6カ月の航海を終え、ポルトガルのリスボンへと帰りつき、それからスペインのパロス港へ戻り、フェルナンド王やイザベル女王にあたたかく歓待され、凱旋しています。

その後も1504年までの間に、コロンブスは計4回も大海原の大西洋をわたり、宝を秘めるジパングやスパイスの宝庫の探索を続けましたが、南北アメリカという大陸の壁にはばまれて、目指す宝庫を発見することができず、同行した船乗りの反感をかったばかりでなく、イザベル女王の信頼さえも失くし、大衆の期待に応えられないまま、1506年忘れ去られた人間としてわびしくこの世を去っています。

コロンブスは、結局目指すスパイス、絹、黄金、真珠、宝石類を手にすることができずわびしい終幕をとげてはいますが、4回目の航海では、中央アメリカから南アメリカに到達しており、同時代の勇敢な船乗りとして一連の出来事を起こす端緒となり、アメリカ大陸の大発見をした偉業は、今日でも大いにたたえられていることは衆知のとおりです。
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コロンブスを支援したイザベル女王
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大西洋を初めて横断したサンタ・マリア号と同型の船
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1492年10月12日、コロンブスのサン・サルバトル島上陸の絵
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