|
 |
 |
 |
こしょうなしでスパイスを語ることはできません。あまりにも普通に使われているスパイスだから、意識されることが少ないのではないでしょうか。世界中のお料理でこしょうがないことはまず考えられません。日本でも「塩・こしょうして...」と言葉になっているくらいです。こしょうはピリッとした辛味だけでなく、スパイシーで複雑な芳香を与えてくれるスパイスだから、どんなお料理にも使われているのです。
以前金や銀とともに貨幣と同じ扱い受けていましたが、現在では栽培・流通が安定し、安価で世界中に広まっています。 |
 |
 |
 |
このように今では身近になったこしょうですが、数千年にわたって使われ続けてきたのは、やはりお料理の味を引き締める効果にプラスして、生理活性作用が認められているからでしょう。以前は、こしょうは健胃作用、消化液の分泌促進、食欲増進などの効果を持つ医薬品としても珍重されていました。「こしょうを使うとお料理がおいしくなって食が進む」というのは、どうやら体の中からの作用も加わっていたのですね。
冬は宴会などで胃の調子も荒れがち。こんなときにこそ、こしょうを少しばかり効かせて、食欲を刺激してみてはいかがでしょう。今はいろいろな形状のこしょうが市販されています。ホールタイプは長時間煮込んで風味を全体につける。ミルで挽いて挽きたてのフレッシュな香りを楽しむ。あらびきタイプを魚や肉にたっぷりまぶして食感と風味を両方楽しむ。パウダータイプを食卓において食べる人が好みでふる。塩こしょうのシーズニングを気軽に料理に使うなど、こしょうを使い分けると、さらに楽しみが広がり、食欲増進間違いなし。 |
|